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対話型電子見積の効果

対話型電子見積による戦略調達の最大の効果は、貴社にとって最善の調達戦略の決定および検証が可能になりかつそれを効率的に行えることです。調達業務の難しさ、第三者から見た時の分かりにくさは、その本質が、単純な購入価格の引き下げではなく、品質、安定供給、トータルコストの低減、リスク管理という異なる価値を追求しなければならないところにあります。これらをどうバランスさせるかは、材や貴社、マーケットの状況により異なりますし、購入価格ひとつを取っても、企業の取引は殆どが相対取引なので、自社の購入価格が適正か否かは、外部の指標やベンチマークと比較しても、正確なところはなかなか判別できません。その時のマーケット、サプライヤの状況、自社にとっての適正価格を知りたいのであれば、実際に見積を取らないと分かりません。

対話型電子見積による戦略調達では、サプライヤが、詳細な見積明細や様々な提案を出すよう促し、最大限に能力を発揮できる環境を整え、マーケットの状況やサプライヤの得手不得手を正確に把握すると共に、トータルコストを低減する機会を拡げます。そして、サプライヤからの実際の見積や提案を基に、品質、安定供給、コスト低減、リスク管理間の調達目標間の重み付けや異なる調達戦略によって、調達結果がどの様になるかを納得がいくまでシミュレーションできるようにし、各調達戦略の予定選定結果を基に、リスクとリターンの関係を正確に把握した上で意思決定できるようにしています。対話型電子見積により、ソーシングの幅と精度が、飛躍的に向上しているのです。

調達業務の質と精度を飛躍的に向上させる一方で、対話型電子見積は、RFI(情報提供依頼)、RFP(提案依頼)、RFQ(見積依頼)の展開および回収、見積・入札、提案の評価および調達先の選定プロセスにおける手間を省き、それらの期間を短縮させ、調達業務を大幅に効率化します。

これらにより、対話型電子見積による戦略調達では、正確かつ詳細なマーケット・サプライヤの情報を基に、取りうる調達戦略をすべて検証した上で、最終的な調達戦略、最終交渉先を決定しますので、貴社にとり最善の調達戦略の決定を担保できます。また、その検討結果が簡単にトレースできますので、その検証も容易に行えます。ですので、対話型電子見積を用いた戦略調達により、貴社は、導入初期の段階から、(1)従来ではなしえなかった大幅なコスト低減、(2)調達プロセスの視える化、(3)サプライヤとの関係強化といった価値を得ることができます。

(1)従来ではなしえなかった大幅なコスト低減
サプライヤを単純に競わせてコスト低減を図っていっても、やがて限界がきます。リバースオークションや仕様のみに基づく電子入札といった従来の調達ソリューションも同じ限界を抱えています。貴社も、これまで色々なソーシング努力や購買システムの導入によってコスト低減を図っていらっしゃったでしょうが、そろそろこうした壁につきあたっているのではないでしょうか?

対話型電子見積による戦略調達では、仕様見積の他に、代替見積、条件付提案、バスケット見積、パッケージ提案など、これまでの調達・購買ソリューションではなしえなかった多様な見積・入札、提案を受け付けます。また、付帯費などコスト明細を取得することも容易となります。これらのサプライヤとの個別のやり取りは、対話型電子見積を通じ同時に行われますので、複数のサプライヤとの情報交換を効率化しつつ、これまで以上の数の見積・入札参加者を招待し、よりオープンな市場環境を形成することもできます。

対話型電子見積は、貴社がより積極的にサプライヤのコスト改善に協力できるようにすることで、単なる値下げ交渉の限界を超えたコスト低減機会を創り出します。また、これらの見積・入札、提案をシナリオ別に瞬時に評価できるようにすることで、見積・提案分析の幅を広げつつ、それらに対する評価の精度を高め、貴社のニーズや品質、安定供給、リスク管理の要求を損なうことなく、こうしたコスト低減機会をもれなく捉えられるようにしています。

対話型電子見積では、複数のサプライヤとのやり取りを、統一した電子フォーマットで同時に行うことで、非常に簡素化しています。また、シナリオ毎の見積・提案の分析モデルも、調達・購買・物流のご担当が特別なシステム言語を使用することなく簡単に作成できることから、ご担当の方々に多大な負荷を強いることなく、調達業務の質の向上をもたらします。

このようにして、対話型電子見積による戦略調達では、見積・提案評価における単純作業のシステム化・大幅な効率化で調達・購買・物流ご担当の負荷を軽減しつつ、リバースオークション、電子入札、eRFxといったこれまでの調達ソリューションや対面交渉といった既存の調達の限界を取り除き、更なるコスト低減を引き出すという、一見不可能と思える課題を成し遂げています。


(2)調達プロセスの視える化
なぜそのようなサプライヤ選定が行われたのかが明らかでないなど、経営者の方々から見て調達業務がブラックボックス化している企業が多くあります。

対話型電子見積では、サプライヤ選定にあたっての検討に漏れがないか、現場で採択された調達戦略が調達コストの目標および貴社のニーズや事業戦略にマッチしているかを、経営者の方々が実際の調達コストと明確な選定ロジックとをものさしに確認できます。

そこでは、事業戦略、品質、リスクなど経営者として考えなければいけない要素が調達コストに与える影響が、実際の金額として明らかにされ、調達プロセスの視える化が実現します。


(3)サプライヤとの関係強化
対話型電子見積による戦略調達では、見積・入札、提案にあたり、サプライヤが、応札対象の絞り込みや、代替品、ボリュームディスカウント、バンドルといった自社の強みや営業戦略に基づく多様な提案ができます。サプライヤは、対話型電子見積を通じて、取引の非効率な部分を改善し、その改善分を貴社に還元できます。

貴社は、そのニーズやオペレーション上の制約に応じて、これらの様々な見積・提案をロジカルかつ公正に評価することができます。また、付帯費などコスト明細を取得し、それらと貴社や参加企業間のコスト明細とを比較することにより、更なるコスト低減機会の発掘ができます。

こうした分析結果を用いて、理にかなった最終交渉や選定結果の適正なフィードバックを貴社が行うことにより、サプライヤは、選定結果について十分な納得と、今後の取引における改善点についての具体的な示唆とが得られます。

サプライヤにとり、対話型電子見積を通じた調達は、単に利益を削り取られる場ではなく、取引の非効率な部分の改善や営業戦略の反映により経営体力を改善する良い機会であり、貴社は、対話型電子見積の導入により、サプライヤとの戦略的関係を強化し、そのサプライチェーンの長期的な効率化へのコミットメントを得ることができます。

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