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MFCAとシックスシグマ手法の活用によるLeanでGreenなモノづくり、環境調達、開発購買の実現

「LeanでGreenなモノづくり」を実現するための一つのツールとして、MFCA(Material Flow Cost Accounting:マテリアルフローコスト会計)があります。MFCAは、管理会計の一つですが、製造プロセスでムダに使われている原材料や部品といった資源やエネルギーに着目し、それらを明らかにできることに特色があり、「LeanでGreenなモノづくり」のコンセプトを地で行く管理会計と言ってもおかしくありません。

MFCAは、廃液や切屑、不良品などから生じる産業廃棄物に留まらず、これまでの原価計算や歩留管理で見込んでいた歩減も含めて、最終製品に組み込まれなかった原材料・部品、ならびにそれらの製造に用いられたエネルギーや加工費、設備の減耗を、各工程・プロセスでの"ロス(損失)"として認識し、それらを"負の製品のコスト"として総合的にコスト評価を行なう原価計算、分析の手法です。

下図で、これまでの原価計算や歩留管理とMFCAの違いを、具体例を使って見てみましょう。

MFCA_sample.jpg

図の上部がこれまでの原価計算や歩留管理に基づく製品原価や管理方法を示しており、それによると、廃棄物処理費用の3万円の抑制を考える会社はあるかもしれませんが、歩留は想定されている95枚を上回っており、5万円の実際原価は標準原価よりも下回っているので、特に問題がない工程と捉えられてきました。

ところが、MFCAでは、5万円の投入費用に対して、各工程でのロスを集計した結果、約1割の5,263円が"負の製品原価"として、実際の製品に反映されることなく失われているということが明らかになります。

MFCAは、あくまでも管理会計の手法なので、この損失を自動的に解消してくれるものではありません。実際には、各工程・プロセスで生じているロスの原因を明らかにし、設計、材料・部品、製法、加工、設備などを変更して、その原因を解消する必要があります。

だからといって、MFCAに実践の価値がないということではありません。その真の原因が明らかになった時に、その問題の9割は解決したと言います。また、問題が問題として認識されなければ、一向に改善に向かいません。MFCAは、これまで見過ごしてきたロスの大きさと共に、それがどの各工程・プロセスで生じているかを明らかにし、その原因を特定することを助けてくれるという点において非常に優れたツールです。どのようなツールでも万能ということはなく、大切なことは、こうしたMFCAの特性を踏まえて、使いこなすということです。

弊社では、MFCAのこうした弱点を補うために、GE(ゼネラル エレクトリック)が業務改善を経営手法として磨き上げた6σ(シックスシグマ)などとMFCAとを組合せることで、MFCAが明らかにする改善機会を実現するという独自のアプローチを採用しています。

MFCAが明らかにする改善機会は、自社内の工程のみに留まらず、材料や加工方法の変更など、取引先の協力が不可欠なものが多くあります。つまり、MFCAはどこから手をつけて良いかなかなか分からない開発購買において、具体的な改善のポイントを示唆してくれます。そうした点から、弊社では、調達・購買部門の方々が、サプライチェーンマネジメントの担い手として、MFCAにより各工程・プロセスのロスの発生原因を、シックスシグマなどの手法を用いて改善の方法を 明らかにすることにより、環境調達、開発購買を実現していくのを積極的に支援しています。

MFCAやシックスシグマの導入や、これらの活用によるLeanでGreenなモノづくり、環境調達、開発購買の実現に関わるご相談や詳細に関するご照会は、こちら もしくは03-4500-1342(代表)宛にご連絡下さい。

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