【週刊 戦略調達 vol.115 2011.7.26】
発注者は受注者に評価された方が良い

【2011年(第2回)ストラテジックソーシングベンチマーク調査のご案内】

昨年実施された第1回調査では、東証1部上場企業も含めた様々な規模や業
種の企業26社、28名の方々から参加を頂いたストラテジックソーシングベ
ンチマーク調査につき、第2回調査を実施します。

この調査は、弊社が開発したストラテジックソーシングスコアカードを用
いて、統一された評価項目、評価軸を基に、幅広い企業の調達機能の現状
についての情報を集めることにより、日本の調達業務の現状を把握すると
共に、参加企業に日本全体や業種の中での自社での調達機能の強弱の判断
に資する情報を提供するものです。

◇当スコアカードならびにベンチマーク調査の概要は⇒
http://www.samuraisourcing.com/service/benchmark/

日本の調達業務の礎づくりという観点から、調査は無料にて実施します。
調査にご協力頂いた方には、漏れなく、前回の調査・分析結果をまとめた
「2010年ストラテジックソーシングベンチマーキング調査報告書」ならび
に今回更新版を差し上げます。

ベンチマーク調査の回答は、2011年7月29日(金)を以って締め切りです
ので是非ご協力ご参加をお願い申し上げます。

調査のお申込みには、ご芳名、所属企業・団体でのメールアドレス、貴社
名、部署名、電話番号を明記の上、タイトルを「ベンチマーク調査申し込
み」として、このメールへの返信で構いませんので弊社宛ご連絡下さい。
当調査に関する質問などがございましたら、このメールへの返信で構いま
せんので弊社宛ご連絡下さい。ご協力ご参加をお願い申し上げます。

※今回の調査は、所属企業・団体の調達・購買・物流関連業務に携わって
いる方向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、
コンサルティング会社、ソリューション提供会社など同業他社様からの申
し込みにつきましては、お申し込みをお断りさせて頂く場合がございます
こと、ご了承願います。

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【今週のトピックス】

日経コンストラクションが「発注者実力ランキング2011」を7月11日号の
特集記事に掲載した。

記事の主旨は、普段は受注者を一方的に評価してばかりの公共事業の発注
機関を受注者の目線で逆評価しランキングしたものとのこと。
 
調査の対象にした発注機関は、国土交通省の8地方整備局と北海道開発局
のほか、東日本、中日本、西日本、首都、阪神の5高速道路会社、47都道
府県の計61機関で、2008年の前回調査と同じである。

実際にランキングされたのは51機関で、受注者評価でトップに立ったのは
阪神高速道路会社。全14項目の評価項目のうち、12項目を「技術力」「マ
ネジメント力」「意欲」に分類、阪神高速は「技術力」と「マネジメント
力」で1位になった。

調達・購買業務は、傍目からはコスト削減額で簡単に評価ができると思わ
れているが、それは誤りであり、評価が非常に難しい業務だ。一つには、
調達・購買業務が作業を繰り返すオペレーションではなく、その時その時
に求められているモノ、供給市場動向、サプライヤを睨みながら、攻め手
を考える企画業務だからということがある。

企画業務は、物事の進め方を考えるものであり、そこには判断が求められ
る。前回のやり方を踏襲するのも一つの手だが、判断の要らないオペレー
ションとするのであれば、わざわさ人手をかける必要はない。

企画業務は判断業務であるが故に、その判断が最善であったかどうか評価
できないという難しさが常につきまとう。コストが下がっているようにみ
えても、それは単に市況が下がったからかもしれない。別のやり方をすれ
ば、同じ仕様で倍以上のコスト低減額が出ていたかもしれない。

一方で、コスト削減の取り組みをおこなっても、市況が上げ基調にあった
り、ユーザ部門からの仕様や取引条件の縛りや、工場ラインやオペレーショ
ンの制約がきつく、調達・購買部門の打ち手が限られていたりして、マネ
ジメントが期待するような成果が出ないこともある。それでも、その調達・
購買担当者が行った判断が最善で、他の方法を取っていたら、更にコスト
高になっていたり、品質や納期といった別の要素に問題が生じていたかも
しれない。

この様に、結果の数字であるコストだけを見ていては、その時の調達・購
買の方法が最適であったかという情報は決して得られない。

企画業務は、人に依る要素の大きな業務だ。だからこそ、正当な評価が望
まれる。人は公正な評価が得られないと感じた時に、大きくモチベーション
を下げてしまう。低いモチベーションの人間からは、どんなにその人の能
力が高くても、良い仕事は生まれない。

上に掲げたストラテジックソーシングベンチマーク調査もそうした問題意
識から生まれたものだ。こちらは、個々の調達・購買業務ではなく、組織
や業務インフラが、個々の調達・購買業務で正しい判断が生まれるような
仕組みとなっているかを評価している。日本の調達・購買業務の礎づくり
という観点から、調達業務のあるべき姿や他社との比較という評価のモノ
サシを整備するという試みだ。

これとは別に、個々の各回の調達・購買担当者の判断が正しかったか、改
善すべき点がなかったかを確認するというミクロの視点も必要だ。こちら
は、その状況を加味して評価しなければならないので、一緒に仕事をした
要求元やサプライヤ、同僚・上司でなければなかなか難しい。

それをまとめて行おうとするのが360度サーベイであったり、今回の日経
コンストラクションの調査であったりする。ただ、まとめて個々の判断の
質を評価しては、具体的な改善のポイントを見失ってしまうので、可能で
あるならば、判断の度に、まとめるにしても案件毎に、判断の質の評価が
行われることが望ましい。

人からの評価を素直に受け止めるのは誰しも難しい。特に、普段、厳しく
コスト低減を迫っているサプライヤからは厳しいフィードバックが返って
くることは容易に想像ができる。

それでも、そうしたフィードバックには真摯に耳を傾けなければならない。
自分のパフォーマンスを客観的にシビアに評価できなくなった時点で、成
長は止まる。

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【株式会社 戦略調達からの他の情報提供のご案内】

※弊社からの情報提供は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方向
けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、コンサ
ルティング業やソリューション提供業の方の申し込みについてはお断りさ
せて頂きます。ご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

■「購買プロフェッショナルマネジメント企業から見た購買の方向性」講演
資料公開中

当資料では、間接材、本社購買、総務購買、販売管理費品目を中心とした
購買業務の方向性と、日本企業のこれらの購買業務の現状、今後の取組の
具体的な方向性についてご紹介しています。

間接材の購買を担当されている方は是非ご覧下さい。まだ、弊社のweb会
員でない方は、これを機に是非ご登録頂ければと存じます。

既に弊社web会員様で講演資料をご覧になりたい方はこちら⇒
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■調達・購買コスト削減、業務改善にお悩みの方必見!「どこから始める
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弊社では、先般開催し、高い評価を頂いた「どこから始める調達・購買コ
スト削減?」セミナーテキストを無料配布しています。

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セミナーテキストの申し込みは、タイトルを「どこから始める調達・購買
コスト削減セミナーテキスト希望」として、

* お名前
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をご記入の上、ms1@samuraisourcing.com 宛に、もしくはこのメールの返
信にてお申し込み下さい。

■調達・購買から始める環境経営、環境調達.com
弊社では、喫緊の課題である環境問題に調達・購買活動から貢献すべく、
環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それに資する優良なサ
プライヤの紹介など、企業の調達・購買活動からできる環境経営に関する
情報発信を行う、環境調達.comを運営しています。

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2.体系化、3.実践という弊社独自の視点により、ブログ形式でまとめ、弊
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当制度は、弊社でのポジションの有無に関わらず、調達・購買業務でキャ
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伺い、適したポジションの募集が生じた場合に、優先的にご登録頂いた方
へ働きかけるものです。是非ご登録をお願いします。詳細はこちら⇒
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【弊社のお勧め】

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バイヤーキャリア15年、中国調達7年の産機部品バイヤーのZhenさんの中国
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【編集後記】

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

より多くの調査票を集めるべく、本年のストラテジックソーシングベンチ
マーク調査の締め切りを延長してきましたが、今月末で調査票の回収を打
ち切り分析に入りますので、ご参加まだの方がいらっしゃいましたら、是
非お申込み頂ければと存じます。(山本)

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【週刊 戦略調達】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
 www.samuraisourcing.com
■発行日 毎週火曜日
■創刊 2009/4/16
■ご意見、ご感想、お問い合わせは ms1@samuraisourcing.com
トピックスの選定や構成も皆様の声に合わせていきます ので、ご意見、
ご感想をお寄せ下さい。(このメールへの返信でできます)
■引用、転送などは、出所を明記して頂ければ、了承を得たものとします。
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