【週刊 戦略調達 vol.114 2011.7.19】
自動車業界の休日シフトに学ぶ
「人がやらないことをすればコストは下がる」

【2011年(第2回)ストラテジックソーシングベンチマーク調査のご案内】

昨年実施された第1回調査では、東証1部上場企業も含めた様々な規模や業
種の企業26社、28名の方々から参加を頂いたストラテジックソーシングベ
ンチマーク調査につき、第2回調査を実施します。

この調査は、弊社が開発したストラテジックソーシングスコアカードを用
いて、統一された評価項目、評価軸を基に、幅広い企業の調達機能の現状
についての情報を集めることにより、日本の調達業務の現状を把握すると
共に、参加企業に日本全体や業種の中での自社での調達機能の強弱の判断
に資する情報を提供するものです。

◇当スコアカードならびにベンチマーク調査の概要は⇒
http://www.samuraisourcing.com/service/benchmark/

日本の調達業務の礎づくりという観点から、調査は無料にて実施します。
調査にご協力頂いた方には、漏れなく、前回の調査・分析結果をまとめた
「2010年ストラテジックソーシングベンチマーキング調査報告書」ならび
に今回更新版を差し上げます。

ベンチマーク調査の回答は、2011年7月29日(金)を以って締め切りです
ので是非ご協力ご参加をお願い申し上げます。

調査のお申込みには、ご芳名、所属企業・団体でのメールアドレス、貴社
名、部署名、電話番号を明記の上、タイトルを「ベンチマーク調査申し込
み」として、このメールへの返信で構いませんので弊社宛ご連絡下さい。
当調査に関する質問などがございましたら、このメールへの返信で構いま
せんので弊社宛ご連絡下さい。ご協力ご参加をお願い申し上げます。

※今回の調査は、所属企業・団体の調達・購買・物流関連業務に携わって
いる方向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、
コンサルティング会社、ソリューション提供会社など同業他社様からの申
し込みにつきましては、お申し込みをお断りさせて頂く場合がございます
こと、ご了承願います。

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【今週のトピックス】

志賀俊之日本自動車工業会会長は2011年7月12日の定例会見において、自
動車産業で7月から始まった木、金への休日シフトによって節電効果が上がっ
ていることを公表した。
 
志賀会長によると「東京電力管内の日産グループ全体の例であるが、最大
使用電力は1日の金曜日が前年に対して-70%、7日の木曜日が-62%、8日
の金曜日が-56%と、昨年の土、日並みに下がっている」と述べた。

今回は、コスト低減策としてではなく、東日本大震災後の危機対応の一貫
として行われた休日シフトだが、需要シフトに非常に有効な策であること
が明らかとなった。

コスト低減手法の一つに、サプライヤの稼働率の空いている所に仕事を提
供するというものがある。特に、製品やサービスなどの提供に設備などの
固定資産の占める役割が大きく変動費の占める割合が小さいもの、その中
でもピーク時と非ピーク時とのギャップが大きいものに、この手法は有効
だ。

設備の他に、日本では正社員など解雇しにくい人材が必要となる時には労
務コストも変動費ではなく、固定費的性格を持つ。こうした費用は、ピー
ク時に対してどれだけの設備、人を抱えるかで決まる。

こうした固定費を抱えたサプライヤが次に考えなければならないのは、い
かにそれを有効活用するかだ。そのためには、設備などが空いている時に
仕事を入れることだ。

固定費型のビジネスをするサプライヤにしてみれば、とにかくピーク時と
非ピーク時とのギャップを小さくしたい。多少大きな仕事であっても、そ
れが瞬間的であり、それによって一年の残りの時間の殆どを遊休資産を抱
えて過ごさなければならないのであれば、その仕事を断るものが殆どだ。
そのため、ピーク時から非ピーク時に需要を移してくれる話であれば、諸
手を上げて歓迎し、単価等の契約条件では大きく譲歩してくることになる。

志賀会長は会見で「ピークシフト、休日シフトによって、工場の従業員、
間接、開発部門の従業員に負担をかけており、3カ月の期間限定の対策と
考えている。」とのことで、コスト削減策として東電との交渉レバレッジ
に用いる気はないようだ。

休日を何曜日にするかは、社員の家庭の問題、取引先の稼働日との関係も
あり、簡単には移せないかもしれない。一方で、世代が変われば考え方も
変わっており、昔の慣行、常識が現在の常識、最適の前提とは限らないこ
とは多々ある。

また、横並びで同じ仕事のやり方をしていては、良くて競合他社と同等の
コストで仕事ができるだけで、もし、コストを競争力をつけたいなら、人
がやらないことをやらなければコスト競争力を手に入れることはできない。

他社がやらないのは、論理的な理由があってのことではなく、単に過去に
事例がない、誰もやっていない、昔からの慣行、常識といった非合理的な
理由によるものかもしれない。

コストを下げたいのであれば、ピークシフト、新技術、ベンチャーや新規
参入企業、新興国との取引など、人がやらないことに着目してみるのが一
つの手だ。

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【株式会社 戦略調達からの他の情報提供のご案内】

※弊社からの情報提供は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方向
けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、コンサ
ルティング業やソリューション提供業の方の申し込みについてはお断りさ
せて頂きます。ご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

■「購買プロフェッショナルマネジメント企業から見た購買の方向性」講演
資料公開中

当資料では、間接材、本社購買、総務購買、販売管理費品目を中心とした
購買業務の方向性と、日本企業のこれらの購買業務の現状、今後の取組の
具体的な方向性についてご紹介しています。

間接材の購買を担当されている方は是非ご覧下さい。まだ、弊社のweb会
員でない方は、これを機に是非ご登録頂ければと存じます。

既に弊社web会員様で講演資料をご覧になりたい方はこちら⇒
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スト削減?」セミナーテキストを無料配布しています。

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セミナーテキストの申し込みは、タイトルを「どこから始める調達・購買
コスト削減セミナーテキスト希望」として、

* お名前
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* 部署名
* 役職名
* お勤め先メールアドレス
* 電話番号

をご記入の上、ms1@samuraisourcing.com 宛に、もしくはこのメールの返
信にてお申し込み下さい。

■調達・購買から始める環境経営、環境調達.com
弊社では、喫緊の課題である環境問題に調達・購買活動から貢献すべく、
環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それに資する優良なサ
プライヤの紹介など、企業の調達・購買活動からできる環境経営に関する
情報発信を行う、環境調達.comを運営しています。

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2.体系化、3.実践という弊社独自の視点により、ブログ形式でまとめ、弊
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当制度は、弊社でのポジションの有無に関わらず、調達・購買業務でキャ
リアを形成したいという方々に、希望する調達材カテゴリやご経歴などを
伺い、適したポジションの募集が生じた場合に、優先的にご登録頂いた方
へ働きかけるものです。是非ご登録をお願いします。詳細はこちら⇒
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【弊社のお勧め】

■『 中国調達とものづくりの現場から』(メルマガ)
バイヤーキャリア15年、中国調達7年の産機部品バイヤーのZhenさんの中国
調達実践論。その視点は、中国調達だけでなく、すべての調達に通じます。
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【編集後記】

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

子供がいないからかもしれませんが、休日やGWを避けて休みを取りたいで
す。その方が、個人消費での分野でも、どこに行くにも空いてて、安いで
すから(山本)

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【週刊 戦略調達】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
 www.samuraisourcing.com
■発行日 毎週火曜日
■創刊 2009/4/16
■ご意見、ご感想、お問い合わせは ms1@samuraisourcing.com
トピックスの選定や構成も皆様の声に合わせていきます ので、ご意見、
ご感想をお寄せ下さい。(このメールへの返信でできます)
■引用、転送などは、出所を明記して頂ければ、了承を得たものとします。
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