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【環境調達.com 第67号 2010.10.7】
厳密な測定による混沌ではなく、ラフな試算に基づく行動で結果を

【購買アウトソーシング・カタログ購買システム大手アルファパーチェス
との提携のご案内】

この度、弊社は、購買アウトソーシングならびにカタログ購買システムの
日本での草分け的存在である株式会社アルファパーチェスと、それぞれの
ノウハウを合わせ、より専門的ノウハウを提供する調達・購買アウトソー
シングサービスの提供で合意しました。

アルファパーチェスの強みは現在130万品目を管理している調達・購買/
受発注/SCMプラットフォーム、購買専門スタッフによるコールセンター、
全国1万件の店舗物件を24時間365日で総合管理するファシリティサービス
ネットワークなどです。

この提携により、当社が持つ調達・購買業務ならびにそのマネジメントの
仕組みづくりと関連システムの設計能力を活かして、迅速な調達・購買業
務の改善、仕組みづくりにつながる調達・購買アウトソーシングサービス
を提供することが可能になりました。

特に、
□品目が膨大で管理が煩雑な試薬、電子部品などの研究所購買
□自社のみならずグループ企業も含めたMRO(工場資材)や事務用品など
 の集中・共同購買
□社内物品・帳票在庫管理
□コンビニエンス、スーパー、ドラッグストア、ファーストフード、外食
 チェーン、ホテルなど複数の店舗・施設のファシリティマネジメント
などの分野において、今回の提携が大きな効果をもたらします。

詳細は弊社プレスリリースをご覧下さい⇒
http://www.samuraisourcing.com/news/101004.html

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【環境調達.com 新着トピックス】

前回は、カーボンフットプリントを巡る国際規格制定の動きをお伝えした。
しかし、価値を生まない測定・監査の力を頼らずとも、環境経営は進んで
いる。今回は、こうした取引先を巻き込んだ、サプライチェーンでの環境
経営の取組をご紹介する。

「米スーパーマーケットチェーンのウォルマートやスウェーデンの大手ファ
ストファッションチェーンのH&Mは、中国のテキスタイルサプライヤと共同
で、それらのサプライチェーンにおける水、エネルギー、化学物質の利用
を減らす取組を始めた。

ウォルマートは、米国NGOの天然資源保護協議会(NRDC:Natural
Resources Defense Council) が進めるクリーンバイデザイン(CbD:Clean
by Design)プロジェクトと提携し、戦略的に選定したテキスタイル工場が
CbDの手法を導入するのを支援するプログラムを開始した。

ウォルマートは、選定したテキスタイル工場の水やエネルギーの利用につ
いてのベンチマークデータや、それらの工場が達成した水やエネルギーの
使用量の削減状況を確認した上でCbDに提供する。

H&MはNRDCの上海事務所と同様の取組を始めている。(参考:"Walmart and
H&M reveal green pact with Chinese textile mills" Corporate Social
Responsibility News, 2010/9/24)」

NRDCは1970年に法学部生や弁護士の一団により設立され、自然、生態系保
護を目的に活動しているNGO。現在は300人を超える弁護士、科学者、政策
専門家をスタッフに抱え、米国の環境保護法案立案の一部に関与するなど
の影響力がある。

NRDCは近年、活動の幅を地球温暖化対策、化学物質の地球環境への汚染撲
滅、中国の環境負荷低減活動支援などに広げており、その中でもClean by
Designは、グローバルに活動をしている小売や流通、ブランドメーカ、デ
ザイナーと協力してテキスタイル産業のグローバルサプライチェーンをサ
ステイナブルなものに変革するという目的で、経済性と環境持続性を両立
する繊維、染料、工場の活動基準などを積極的に紹介している。

今回採り上げたウォルマートやH&Mの活動は自発的なものだ。測定、法規制
に後押しされたものではない。環境経営は、企業の価値観、信念が変われ
ば指標や法規制がなくても進むもの。

それを強制的に一律で無理やりやらせようとするから、「測定の定義をしっ
かりしなければ」「抜け駆けを抑えるために第三者による監査が必要だ」
といった発想になってしまう。

市場が効率的に機能していれば、消費者などのモノを買う側、経営者など
のモノを提供する側が自らの価値観、信念で環境負荷低減に取りませた方
が、信念、自らの意思で以って取り組んでいるため、抜け駆けの心配もな
く、やらされでやっていないだけに効果が大きくなる。

「測れないものはマネジメントできない」とよく言われるが、結果が出る
までに5年以上など非常に時間の掛かるもの、さまざまな要素が絡むもの、
創造性、倫理観など定性的なものなど、経営上、測れないものは山ほどあ
る。これらの測れないものも含めて、目標、目的達成に導くのが真のマネ
ジメントだ。

環境経営、環境負荷低減に関わるものは、まだまだ買い手の価値観の中で
の優先順位が低く、結果が出るまでに時間が掛かる。また、原料・素材、
部品、製品メーカ、物流会社、ユーザ、廃棄・リサイクル会社といったサ
プライチェーンのあらゆるプレーヤーが絡んでおり、誰がどこまでの責任
を負っているのかあいまいだ。経済性、省資源、省エネルギー、環境汚染
など必ずしも両立しない複数の要素を考慮しなければならない。環境経営、
環境負荷低減は、正に測りにくいものの典型。

こうした際の意思決定においては、細かいデータを集めてから行おうとす
ると、いつまでもデータが揃わず何も行動が起こされず成果が出ない、ず
るずると衰退してしまう、無駄な労力を使いすぎ意思決定の前に力尽きて
しまうということが多々ある。それよりも、コスト、リスク、経済的、定
性的メリットをざっくりと評価して行動した方が上手くいく。積極的に何
もしないことでリスクを回避するケースを除けば、行動を起こさず何かを
得ることは決してない。

ウォルマートやH&MのCbDへの参加を決めた意思決定者も決して細かいコス
トベネフィットアナリシスを実施してはいないだろう。特にそうした数字
の記載がない。いかんせん、この手の話は成果の測定が難しい。単純に、
地球環境への負荷の低減への信念、ブランド価値の向上、省資源、省エネ
ルギーによる経済効果をざっと勘案して、それでこれ位のコストだったら、
「頭を使うまでもない」という即決の意思決定だったのではないか。

測れないものをマネジメントするには、それを無理に測定しようとして非
効率や混乱をいたずらに招くのではなく、人々の理想、理念、意欲などを
上手く使って測らずに成果を上げるよう図った方が効率的、効果的である。
こういうのは日本人は得意だったはずだ。そのノウハウを上手く環境経営、
環境負荷低減の分野に適用し大きな成果を上げ、その成果、手法を広く海
外に伝えていくことで、環境経営の分野で世界をリードしていこうではな
いか。

   
※以上は、掲載企業からの情報や一般に公開されている情報を基に、参考
情報として、弊社の視点で編集したものです。掲載企業との取引や契約に
ついては、あなたの判断に基づき行って下さい。掲載企業との取引や契約
についてのトラブルについては、弊社では一切責任を負いませんので、あ
らかじめご了承下さい。

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【「購買プロフェッショナルマネジメント企業から見た購買の方向性」講演
資料の公開のお知らせ】

先日、弊社代表の中ノ森が行った「購買プロフェッショナルマネジメント
企業から見た購買の方向性」と題した講演資料を、web会員様向けに公開し
ています。

当資料では、間接材、本社購買、総務購買、販売管理費品目を中心とした
購買業務の方向性と、日本企業のこれらの購買業務の現状、今後の取組の
具体的な方向性についてご紹介しています。

間接材の購買を担当されている方は是非ご覧下さい。まだ、弊社のweb会
員でない方は、これを機に是非ご登録頂ければと存じます。

既に弊社web会員様で講演資料をご覧になりたい方はこちら⇒
http://www.samuraisourcing.com/member/pdf/100827_ssi_Biznet.pdf

web会員登録のお申し込みはこちら(無料)⇒
http://bit.ly/aEJAK0

※会員様向けの情報提供は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方
向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、同業
他社様からの申し込みにつきましては、お申し込みをお断りさせて頂いて
おりますこと予めご了承願います。

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【2010年ストラテジックソーシングベンチマーキング継続調査のご案内】

弊社では、調達・購買業務のあるべき姿と日本の現状、各社様の状況を明
らかにするストラテジックソーシングスコアカードを活用したベンチマー
キング調査を継続的に行っています。

当調査は日本の調達業務の礎づくりという観点から、無料にて実施してい
ます。調査にご協力頂いた方には、漏れなく2010年春に実施した調査・分
析結果をまとめた「2010年ストラテジックソーシングベンチマーキング調
査報告書」ならびに次回更新版(2011年春実施予定)を差し上げます。

調達業務のあるべき姿、他社との比較の中での貴社の現状、今後の改善点
を把握する上で、参考になる情報を提供できるかと存じますので、より多
くの方々にご協力賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

当調査の詳細と継続調査への参加申し込みについては
http://www.samuraisourcing.com/service/benchmark/ をご覧下さい。
   
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【貴社の取組事例や優良サプライヤ様を無料で応援させて頂いています】

弊社では、企業規模やブランドに関わらず、本当に良いモノが売れる社会
に微力ながらでも貢献したく、弊社が評価する環境負荷を低減する商品・
サービスの開発事例や優良サプライヤ様について、この環境調達.comや、
弊社のお客様や調達・購買部門の方々などに対する弊社からの情報発信を
通じて無料でご紹介させて頂いています。

是非、貴社の環境に配慮した優れた商品・サービスの開発事例や優良サプ
ライヤ様について、情報をお寄せ下さい。

弊社が応援するのは、

1.既存の商品・サービスに対して競争力を持つこと
2.実際に環境負荷を低減するもの
3.環境負荷の低減効果を証明できるもの

といった条件を満たす商品・サービス、サプライヤ様です。

この三点を弊社が評価できるものであれば、お寄せ頂く情報の様式は自由
です。環境負荷を低減する優良商品・サービスの開発事例やサプライヤ様
の情報は、このメールにご返信頂くか、ms1@samuraisourcing.com宛にお
送り下さい。評価やご紹介にあたって料金は頂戴しませんので、是非ご連
絡頂きたく、よろしくお願い申し上げます。

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【調達・購買コスト削減、業務改善にお悩みの方必見!
「どこから始める調達・購買コスト削減?」セミナーテキストを無料配布】

弊社では、先般開催し、高い評価を頂いた「どこから始める調達・購買コ
スト削減?」セミナーテキストの無料配布を開始しました。

詳細はこちら⇒http://samuraisourcing.com/news/post_10.html

セミナーテキストの申し込みは、タイトルを「どこから始める調達・購買
コスト削減セミナーテキスト希望」として、

    * お名前
    * 会社名
    * 部署名
    * 役職名
    * お勤め先メールアドレス
    * 電話番号

をご記入の上、ms1@samuraisourcing.com 宛に、もしくはこのメールの返
信にてお申し込み下さい。

※当資料の配布は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方向けに行っ
ているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、コンサルティン
グ業やソリューション提供業の方の申し込みについてはお断りさせて頂き
ます。ご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

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【株式会社 戦略調達からの他の情報提供のご案内】

■調達・購買部門のマネジメントblog 「調達・購買部門の縦と横」
調達・購買部門のマネジメントのあり方について、1.部門マネジメント、
2.体系化、3.実践という弊社独自の視点により、ブログ形式でまとめ、弊
社サイトにご登録頂いた方に限り公開しています。詳細はこちら⇒
http://samuraisourcing.com/knowledge/blog/

※「調達・購買部門の縦と横」は、調達・購買・物流関連業務に携わって
いる方向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、
同業他社様からの申し込みにつきましては、お申し込みをお断りさせて頂
く場合がございますこと、ご了承願います。

■コスト削減・経費削減のヒントを無料でお届けする「週間 戦略調達」
調達・購買業務のマネジメント、戦略調達のプロフェッショナルが、最新
のトピックスから、調達・購買業務におけるトレンド、業務への影響を解
説。調達・購買業務とそのマネジメント、コスト削減・経費削減のヒント
を無料でお届けするメールマガジン。毎週火曜日発行。
ご登録・詳細はこちら⇒ http://samuraisourcing.com/knowledge/weekly/

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【弊社のお勧め】

■『 中国調達とものづくりの現場から』(メルマガ)
バイヤーキャリア15年、中国調達7年の産機部品バイヤーのZhenさんの中国
調達実践論。その視点は、中国調達だけでなく、すべての調達に通じます。
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【編集後記】

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


アルファパーチェスとの提携は、あるお客様の取り持ちから始まりました。
良い出会いを頂き、本当に感謝しています。ありがとうございました。

カタログ購買というと事務用品のためのものと思われ勝ちですが、アルファ
パーチェスは事務用品を超え、試薬、電子部品といった研究所購買、工場
副資材、清掃、工事、設備機器などファシリティ関連など130万品目の品揃
えと、それを管理できる調達・購買/受発注/SCMプラットフォーム、購買
専門スタッフによる発注・納期管理能力が魅力です。

カタログ購買システムは、より効率的に購買統制を利かせられますので、
推奨サプライヤ、推奨品目を通じて環境調達を進めていくことも可能にな
ります。

この提携を通じて、より多くのお客様のより多様な品目において「最善の
調達・購買」「LeanでGreenな環境経営」を実現するサービスの提供に一
層努めて参ります(山本)

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【環境調達.com】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
 www.samuraisourcing.com
■発行日 毎週木曜日+随時
■創刊 2009/6/22
■ご意見、ご感想、お問い合わせは⇒ ms1@samuraisourcing.com
  トピックスの選定や構成も皆様の声に合わせていきますので、ご意見、
  ご感想をお寄せ下さい。(このメールへの返信でできます)
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