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【環境調達.com 第61号 2010.8.26】
日本の環境技術は世界をリードしているって本当?ジェトロ調査から

【第3回MBA 非公式分校開催のご案内】

前回の非公式分校では、いきなり商品企画のリアルケースでしたが、依頼
主からは、「もやもやしていた部分の整理ができた」「商品コンセプトの
キーワードを幾つかもらった!」と好評でした!

第3回が9/24(金)19:00から開催されます。

今回のテーマはマネジメント、マネジメント学習、マネジメント教育です。

MBA非公式分校や第3回の詳細、申し込みについては⇒
http://www.insightnow.jp/communities/id/79
をご覧下さい。

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【環境調達.com 新着トピックス】

日本の環境技術は世界的に見て優れているという言われ方をすることがよ
くあるが、こうした発言をする人は何を根拠に言っているのだろう?

トヨタのプリウスが世界的に売れ続けているからか?

でも、それはトヨタのプリウスが優れているのであって、日本の環境技術
すべてというのは言い過ぎだ。

それとも、単に技術的に優れているということであって、製品・事業とし
ての話は別ということか?

どんな技術であっても、最終的には製品としてお客様に認められる価値に
落とし込まなければ普及しない。普及しなければ、どんなにすぐれた技術
であっても、そこからは大きな価値は生まれてこないことになる。これは
環境技術であっても例外ではない。

こうした疑問を生じさせるような報告が、日本貿易振興機構(JETRO、ジェ
トロ)から公表された。ジェトロがまとめた「2010年版世界貿易投資報告」
によると、発電タービン、太陽光発電装置、燃料電池など環境物品43品目
の2009年の世界での貿易額は1,825億ドル。これらの品目は、金融危機の
影響により対前年比では減少したものの、近年世界の貿易総額の増加率を
上回るペースで拡大、2004年からの5年間で約2倍に増加している。

日本の輸出額は159億ドルで、世界の環境物品貿易に占めるシェアは8.7%。
2000年には日本はシェア16.0%を占める世界最大の輸出国だったが、2001
年以降シェアを徐々に低下させており、2008年に中国、2009年に米国を下
回り世界4位に落ちている。2009年の環境物品の最大の輸出国は、全体の
14.7%を占めるドイツで、中国が13.4%、米国が9.7%でそれに次いでい
る。特に、中国の2009年の輸出シェアは、5年前の約3倍と環境物品の貿易
額の1.5倍の速度で膨らんでいる。

こうした環境物品における勢力図の変化の具体例としては、以前はシャー
プ、京セラ、三洋電機などの日本メーカが強かった太陽光発電で、Qセル
ズ、ファーストソーラー、サンテックパワーなどの海外企業にシェア上位
をあっという間に奪われたのが記憶に新しいところ。

こうした数字、事例を見ると、「日本の環境技術は世界的に優れている」
「環境技術を日本経済再生の切り札に」といった発言に対しては、
「本当?」「何を根拠に?」と聞き返さざるを得ない。

今回の集計の対象になった43品目にはハイブリッド車、蓄電池、省エネ家
電などは含まれていない。しかし、集計対象品目の問題だろうか。太陽光
発電で起こったことが、なぜこれらの品目でも起こらないと言えるのだろ
う。

現在、日本が得意と考えているこれらの省エネ製品、環境技術でも、世界
の市場を相手にする時は、機能、価格、品質などそれぞれのマーケットが
求めるペイン、ニーズ、ウォンツに見合ったモノづくりが求められる。

外野からの「日本の環境技術は世界的に優れている」という根拠のない甘
いささやきに、我われ企業人としては耳を貸さず、真摯にお客様と向き合っ
ていかないと、あっという間に足元をすくわれる。ジェトロの報告の数字
を見ていると、そんな警告が聞こえてくる。

    
※以上は、掲載企業からの情報や一般に公開されている情報を基に、参考
情報として、弊社の視点で編集したものです。掲載企業との取引や契約に
ついては、あなたの判断に基づき行って下さい。掲載企業との取引や契約
についてのトラブルについては、弊社では一切責任を負いませんので、あ
らかじめご了承下さい。

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弊社では、調達・購買業務のあるべき姿と日本の現状、各社様の状況を明
らかにするストラテジックソーシングスコアカードを活用したベンチマー
キング調査を継続的に行っています。

当調査は日本の調達業務の礎づくりという観点から、無料にて実施してい
ます。調査にご協力頂いた方には、漏れなく2010年春に実施した調査・分
析結果をまとめた「2010年ストラテジックソーシングベンチマーキング調
査報告書」ならびに次回更新版(2011年春実施予定)を差し上げます。

調達業務のあるべき姿、他社との比較の中での貴社の現状、今後の改善点
を把握する上で、参考になる情報を提供できるかと存じますので、より多
くの方々にご協力賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

当調査の詳細と継続調査への参加申し込みについては
http://www.samuraisourcing.com/service/benchmark/ をご覧下さい。
    
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【貴社の取組事例や優良サプライヤ様を無料で応援させて頂いています】

弊社では、企業規模やブランドに関わらず、本当に良いモノが売れる社会
に微力ながらでも貢献したく、弊社が評価する環境負荷を低減する商品・
サービスの開発事例や優良サプライヤ様について、この環境調達.comや、
弊社のお客様や調達・購買部門の方々などに対する弊社からの情報発信を
通じて無料でご紹介させて頂いています。

是非、貴社の環境に配慮した優れた商品・サービスの開発事例や優良サプ
ライヤ様について、情報をお寄せ下さい。

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2.実際に環境負荷を低減するもの
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この三点を弊社が評価できるものであれば、お寄せ頂く情報の様式は自由
です。環境負荷を低減する優良商品・サービスの開発事例やサプライヤ様
の情報は、このメールにご返信頂くか、ms1@samuraisourcing.com宛にお
送り下さい。評価やご紹介にあたって料金は頂戴しませんので、是非ご連
絡頂きたく、よろしくお願い申し上げます。

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信にてお申し込み下さい。

※当資料の配布は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方向けに行っ
ているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、コンサルティン
グ業やソリューション提供業の方の申し込みについてはお断りさせて頂き
ます。ご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

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社サイトにご登録頂いた方に限り公開しています。詳細はこちら⇒
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※「調達・購買部門の縦と横」は、調達・購買・物流関連業務に携わって
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【編集後記】

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

最近、この「週間 戦略調達」や「環境調達.com」など弊社からの情報発
信が、webメディアなどの大手メディアで採り上げられることが増えてい
ます。

弊社にとっては嬉しいことですが、一つ残念なのは、その際にコラムとし
てではなく、ニュースとして扱われることにより、「ですます調」の文
書で書いているだけで意味のない批判を受けることです。

個人的には「である調」の文章は偉そうで好きではないのですが、偉そう
に書かれた方が好きな方もいるようです。日本には権威に追従している方
が好きな人が多いのでしょうか。

弊社としては、この様なつまらない事で評価を下げるのは残念なので、実
験的にトピックスの文体を変えました。

「ですます調」の方が好みだという声があれば、このメールへの返信で構
いませんのでお寄せ頂ければと存じます(山本)

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【環境調達.com】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
 www.samuraisourcing.com
■発行日 毎週木曜日+随時
■創刊 2009/6/22
■ご意見、ご感想、お問い合わせは⇒ ms1@samuraisourcing.com
  トピックスの選定や構成も皆様の声に合わせていきますので、ご意見、
  ご感想をお寄せ下さい。(このメールへの返信でできます)
■引用、転送などは、出所を明記して頂ければ、了承を得たものとします。
■よろしければお知り合いや職場の方々へ、この「環境調達.com」をご
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