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【環境調達.com 第57号 2010.7.29】行政はエコ商品のPR、販促から次のステップへ進むべき

【第2回MBA 非公式分校開催のご案内】

初回から10人参加と好評だったテキサス大学オースティン校 McCombs
MBA非公式分校ですが、第2回の開催が決定したとのことです。MBA非公式
分校の詳細は⇒ http://www.insightnow.jp/communities/id/79

今回は参加者持込のリアルケース。テーマは普段目にする○○の商品企画
です。リアルなケースだけに公開できない部分がありますので、○○が何
かは参加者のみに公開との事です。

第2回の概要は以下の通りです。

■ マネジメントトピックスに関るディスカッション
◇日時:8/21(土)17:00-18:30
◇テーマ:商品開発
◇マネジメントトピックス:今回は参加メンバーの実際の商品開発企画を
ケースに取り上げます。その商品は、普段あなたも手にしているだろう○
○。さて、あなたなら、今回の課題に対して、どのような商品企画を立て
ますか?
◇参考図書:「ヒット商品が面白いほど開発できる本」太田 昌宏著 中経
出版(参照リンク: http://amzn.to/bnkajq )
◇開催場所:株式会社 戦略調達オフィス セミナールーム
(http://www.mapion.co.jp/m/35.68215_139.736241666667_9/)
東京都千代田区麹町6-2-6 ユニ麹町ビル4階(JR 四谷から徒歩2分。1階に
みずほ銀行が入っております。入口は建物を正面にみて左脇です。)      
◇費用:1,000円(税込)。当日会場にてお支払い下さい。必要な方には
領収書を発行します。

■ Think&Drink
◇日時:8月21日(土)19:00頃から
◇開催場所:四ツ谷(詳細未定)

■ 申込方法
マネジメントトピックスに関るディスカッション、Think&Drinkの何れも
会場設定の関係上、http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=32042
から予めお申し込み下さい。

■ 今後の予定
9/24(金)19:00- テーマ:「マネジメント教育」
参考図書:「MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方」 ヘンリー・
ミンツバーグ著( http://amzn.to/91ikzQ )

10/22(金)19:00- テーマ:「twitterの貴社ビジネスへの活用」
参考図書:「Twitter マーケティング 消費者との絆が深まるつぶやきの
ルール」山崎 富美 他著 (http://amzn.to/cIcEXt)

11月以降も毎月第四金曜日に開催予定

■ 詳細お問い合わせ先
非公式分校事務局(hookem_mccombs@yahoo.co.jp)宛にご連絡下さい。
    
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【環境調達.com 新着トピックス】

環境省は6月からマイボトル・マイカップの普及促進のキャンペーンを実
施しています。

このマイボトル・マイカップキャンペーンの取組の柱は、(1)キャンペー
ンウェブサイト(http://www.re-style.jp/bknbr/mybottle/)の開設とそ
れによる情報提供 (2)6/5、6の東京代々木公園でのエコライフ・フェアに
おけるキックオフイベントの開催やマイボトル・マイカップキャンペーン
ブースの開設、(3)マイボトル・マイカップの普及に向けた課題把握、環
境整備の効果把握を行うための実証実験の3つになります。

その背景には、環境負荷低減を促す3R(リデュース、リユース、リサイク
ル)のうち、リサイクルについては推進してきたが、今後はより一層のリ
デュース、リユースの推進をしていく必要があるとの環境省の問題意識が
あります。でもこの問題意識は、環境省の認識・対応が遅れていたという
問題であって、我われ消費者や企業が本当に必要としていることとズレて
いる気がします。

マイボトル・マイカップの利用について異を唱えるつもりはありません。
むしろ、応援します。ただ、国がわざわざ税金を使って特定企業、特定商
品の販促PRを今更行う必要があるのかという所に疑問を感じざるを得ませ
ん。

全国魔法瓶工業組合のデータによれば、容量350~500mlの売れ筋の携帯マ
グカップの出荷数は、2008年度が前年度比で39%増加、2009年度は25%の
増加と急増しているとのことです。(出所:「マイボトル・マイバッグに
LCAの視点を」ECOマネジメント 2010年7月12日)

企業はほっておいてもエコ商品のPR、販促活動を行います。また、エコ商
品については、色々な民間の支援団体が自主的にボランティアで支援を行っ
ています。既に、マイボトル・マイバックについては、上記の通り、普及
の兆しが見えています。国が今更その得意分野でもない広告代理店まがい
のことに乗り出さなければならない理由が分かりません。巨額の財政赤字
や累積債務が問題になっている中で、こういう能天気な動きを見ると、ど
うしても消費税増税を問う前にやるべきことをやっていないだろうと反発
してしまいます。

それでも、今回のマイボトル・マイカップキャンペーンの中で、具体的な
成果が幾つか出てきています。たとえば、フェリス女学院大学で行われて
いる実証実験で同大学の佐藤輝准教授が、LCA(ライフサイクルアセスメ
ント)の考え方に基づき、学内で販売しているタンブラーの分析したとこ
ろ、同サイズのペットボトル6個分のエネルギーを消費しているとの結果
が出ており、このタンブラーを販売する際には、「最低でも6回は使用し
て、ペットボトルを買うことを控えてください」とアナウンスしています。
同じ考え方で、今回の実証実験で配布する水筒についても、「最低でも30
回は使って、ペットボトルを買う回数を減らしてください」と呼びかけて
います。(出所:ECOマネジメント 同上)

一方で、こんな研究成果も報告されています。東京大学中谷隼助教による
と「ある企業のポリエステル製エコバックをLCA分析したところ、レジ袋
1枚に比べて、約50倍のCO2を排出すると推定できた」とのことです。中谷
助教は「環境博覧会などで何枚もエコバックを受け取るのは、レジ袋を何
百枚も受け取ることと同じになる可能性がある」と述べています。
(出所:ECOマネジメント 同上)

何という残念なことでしょうか。個々人、個々の企業が良かれと思ってやっ
ていることが、ちょっと配慮が足りず、安易に考えてやっているが故に、
結果として、環境負荷の増加につながっている。

LCA分析はあらゆる原材料に遡ってその製品の製造・輸送・廃棄に至るま
での使用エネルギー、環境負荷のデータを積み上げる作業が故に、新製品
が出るたびに実施するのは非常に難しいものです。

一方で、消費者にすれば、「これをx回使えば、本当の環境負荷低減にな
ります」という目安を提示してもらえれば、それがモチベーションとなっ
て、言われた以上の回数を使う人が、特にエコグッズを求める人は善意で
それを求めているが故に、多いと考えられます。

我われ企業の環境製品のマーケティング・PRの方法も、こうした消費者の
善意を無にしないよう、単に「エコ」「地球にやさしい」というイメージ
主体のものから、具体的な効果、根拠に基づくものへシフトしていく必要
があります。そうすることによって、事実無根の粗悪な商品、企業を排除
していくことにつながっていくと考えられます。

国や行政が環境経営を支援するにあたっては、特定商品、特定企業への補
助金や販促支援など民間企業やボランティアでもできてしまうではなく、
消費者個々人、個々の企業が、正しい意思決定をするための情報、インフ
ラの整備という国や行政機関でしかできない難問の解決に施策のウェイト
をシフトすべきと考えます。
    
※以上は、掲載企業からの情報や一般に公開されている情報を基に、参考
情報として、弊社の視点で編集したものです。掲載企業との取引や契約に
ついては、あなたの判断に基づき行って下さい。掲載企業との取引や契約
についてのトラブルについては、弊社では一切責任を負いませんので、あ
らかじめご了承下さい。

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【貴社の取組事例や優良サプライヤ様を無料で応援させて頂いています】

弊社では、企業規模やブランドに関わらず、本当に良いモノが売れる社会
に微力ながらでも貢献したく、弊社が評価する環境負荷を低減する商品・
サービスの開発事例や優良サプライヤ様について、この環境調達.comや、
弊社のお客様や調達・購買部門の方々などに対する弊社からの情報発信を
通じて無料でご紹介させて頂いています。

是非、貴社の環境に配慮した優れた商品・サービスの開発事例や優良サプ
ライヤ様について、情報をお寄せ下さい。

弊社が応援するのは、

1.既存の商品・サービスに対して競争力を持つこと
2.実際に環境負荷を低減するもの
3.環境負荷の低減効果を証明できるもの

といった条件を満たす商品・サービス、サプライヤ様です。

この三点を弊社が評価できるものであれば、お寄せ頂く情報の様式は自由
です。環境負荷を低減する優良商品・サービスの開発事例やサプライヤ様
の情報は、このメールにご返信頂くか、ms1@samuraisourcing.com宛にお
送り下さい。評価やご紹介にあたって料金は頂戴しませんので、是非ご連
絡頂きたく、よろしくお願い申し上げます。

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【2010年ストラテジックソーシングベンチマーキング調査結果のご案内】
~日本の調達・購買部門は、コストセンターと認識されパフォーマンス管
理が不十分、人員の手当て不足、IT・ツールの導入不足が課題

まず、お忙しい中、当調査にご協力頂いた多くの方々には御礼申し上げま
す。お陰様で、無事、本調査報告書をまとめることができました。

本調査により、日本の調達・購買部門は、コストセンターと認識されパフォー
マンス管理が不十分、人員の手当て不足、IT・ツールの導入不足が課題で
あることが明らかになりました。

調査結果のまとめは、http://www.samuraisourcing.com/news/100708.html
にてご覧頂けます。

また、今回の調査により、日本の調達・購買機能の更なる向上には、業種
別、規模別などの属性別分析や時系列の推移等のより詳細かつ継続的な分
析が求められることから、今後も本調査を継続し、定期的に調査結果をま
とめていくことと致しました。

当調査の詳細と継続調査への参加申し込みは
http://www.samuraisourcing.com/service/benchmark/ をご覧下さい。

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【調達・購買コスト削減、業務改善にお悩みの方必見!
「どこから始める調達・購買コスト削減?」セミナーテキストを無料配布】

弊社では、先般開催し、高い評価を頂いた「どこから始める調達・購買コ
スト削減?」セミナーテキストの無料配布を開始しました。

詳細はこちら⇒http://samuraisourcing.com/news/post_10.html

セミナーテキストの申し込みは、タイトルを「どこから始める調達・購買
コスト削減セミナーテキスト希望」として、

    * お名前
    * 会社名
    * 部署名
    * 役職名
    * お勤め先メールアドレス
    * 電話番号

をご記入の上、ms1@samuraisourcing.com 宛に、もしくはこのメールの返
信にてお申し込み下さい。

※当資料の配布は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方向けに行っ
ているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、コンサルティン
グ業やソリューション提供業の方の申し込みについてはお断りさせて頂き
ます。ご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

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【株式会社 戦略調達からの他の情報提供のご案内】

■調達・購買部門のマネジメントblog 「調達・購買部門の縦と横」
調達・購買部門のマネジメントのあり方について、1.部門マネジメント、
2.体系化、3.実践という弊社独自の視点により、ブログ形式でまとめ、弊
社サイトにご登録頂いた方に限り公開しています。詳細はこちら⇒
http://samuraisourcing.com/knowledge/blog/

※「調達・購買部門の縦と横」は、調達・購買・物流関連業務に携わって
いる方向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、
同業他社様からの申し込みにつきましては、お申し込みをお断りさせて頂
く場合がございますこと、ご了承願います。

■コスト削減・経費削減のヒントを無料でお届けする「週間 戦略調達」
調達・購買業務のマネジメント、戦略調達のプロフェッショナルが、最新
のトピックスから、調達・購買業務におけるトレンド、業務への影響を解
説。調達・購買業務とそのマネジメント、コスト削減・経費削減のヒント
を無料でお届けするメールマガジン。毎週火曜日発行。
ご登録・詳細はこちら⇒ http://samuraisourcing.com/knowledge/weekly/

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【弊社のお勧め】

■『 中国調達とものづくりの現場から』(メルマガ)
バイヤーキャリア15年、中国調達7年の産機部品バイヤーのZhenさんの中国
調達実践論。その視点は、中国調達だけでなく、すべての調達に通じます。
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【編集後記】

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

企業がハナから行政の支援を当てにするのは間違いだと思います。すべて
を自分の力でやるのが正しいとは思いませんが、自分が全力を出すからこ
そ、第三者の協力を得られると思うからです。

既得権益者の集まりである行政から支援を得ることができないベンチャー
企業のヒガミにしか聞こえないかもしれませんが。。。(山本)

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【環境調達.com】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
 www.samuraisourcing.com
■発行日 毎週木曜日+随時
■創刊 2009/6/22
■ご意見、ご感想、お問い合わせは⇒ ms1@samuraisourcing.com
  トピックスの選定や構成も皆様の声に合わせていきますので、ご意見、
  ご感想をお寄せ下さい。(このメールへの返信でできます)
■引用、転送などは、出所を明記して頂ければ、了承を得たものとします。
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