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【環境調達.com 第52号 2010.6.24】タイヤ版野村再生工場 - ミシュラン


【ビジネス誌「Bizteria経営企画」にて「利は元にあり~グローバル競争
時代の新解釈」連載開始】

経営者や経営企画担当者向けのビジネス誌「Bizteria経営企画」にて、弊
社代表の中ノ森が、「利は元にあり~グローバル競争時代の新解釈」とい
うタイトルで、支出管理(Spend Management、スペンドマネジメント)に
ついての連載を担当させて頂くこととなりました。

Bizteria経営企画は隔月を目処とした不定期発行のフリーペーパーです。
記事の一部は「Bizteria経営企画」のwebサイト
( http://www.bizteria.com/vol29/kiji7.htm )でご覧頂けます。購読
の申し込みは、そのページの下にある「続きを読む」のリンクから行なっ
て下さい。購読費用は掛かりませんので、記事のさわりだけでもまずは一
度ご覧下さい。
    
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【第1回テキサス大学オースティン校
  McCombs MBA 非公式分校開催のご案内】

弊社の活動ではなく、代表の中ノ森の私的活動ですが、第1回テキサス大
学オースティン校 McCombs MBA 非公式分校の開催についてご案内します。

詳細はこちら( https://www.insightnow.jp/communities/id/79 )をご
覧頂きたいのですが、McCombs MBA 非公式分校は、McCombsのMBAプログラ
ムの教育方法を参考にしながら、自分達で最新のマネジメントに関る知識
を修得し、それを自分達が抱えるリアルの問題解決に用いて成果を上げる
と共に、知識を本当に使える自らのマネジメントのナレッジとしていくコ
ミュニティ、場、活動として展開していくものです。

尚、立ち上げメンバーがテキサス大学オースティンで学んだ経験を日本の
活性化に役立てたいというのがこのコミュニティの発端のため、名称はテ
キサス大学オースティン校 McCombs MBA 非公式分校になっていますが、
参加者はテキサス大学関係者やMBA取得者である必要はまったくありませ
ん。この非公式分校はテキサスの「来る者は拒まず」の雰囲気を受け継ぎ、
MBAを持っていない方、MBAをこれから目指す方、テキサス大学以外でMBA
を取得された方、何れも大歓迎との事です。資格や肩書きではなく、マネ
ジメントの知識を実際の現場でのリアルな問題解決に使えるようにしたい
という意欲があれば誰でも参加できる場です。

記念すべき第1回は、リーダーシップをテーマに7月16日(金)19:00から
開催されます。第1回の詳細は以下の通りです。

■ マネジメントトピックスに関るディスカッション
◇日時:7月16日(金)19:00-20:00
◇テーマ:リーダーシップ
◇マネジメントトピックス:鋭意作成中
◇参考図書:「徹底のリーダーシップ」ラム・チャラン著 プレジデント社
 (参照リンク: http://amzn.to/d4njjb )
◇開催場所:株式会社 戦略調達オフィス セミナールーム
( http://www.mapion.co.jp/m/35.68215_139.736241666667_9/ )
東京都千代田区麹町6-2-6 ユニ麹町ビル4階(JR 四谷から徒歩2分。1階に
みずほ銀行が入っております。入口は建物を正面にみて左脇です。     
◇費用:1,000円(税込)。当日会場にてお支払い下さい。必要な方には
領収書を発行します。

■ Think&Drink
◇日時:7月16日(金)21:00頃から
◇開催場所:YOTSUYA BREWERY(新宿区四谷1-8 中川ビル1F)
http://r.gnavi.co.jp/g608302/map1.htm
Tel.03-3353-1009

■ 申込方法
マネジメントトピックスに関るディスカッション、Think&Drinkの何れも会
場設定の関係上、予め http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=29953
から、お申し込み下さい。

■ 詳細お問い合わせ先
このメールへの返信で構いませんので、弊社宛ご連絡下さい。
    
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【環境調達.com 新着トピックス】

プロ野球の野村克也楽天ゴールデンイーグルス前監督は、伸び悩む選手や
他球団で戦力外となった選手を、コンバートや起用法を変え活躍させたこ
とから、「野村再生工場」と呼ばれていました。

古い所では、南海監督時代に阪神から江夏を獲得、先発に拘る彼を抑えに
転向させ、結果、江夏は最多セーブ投手のタイトルを獲得。ヤクルトでは、
その再生工場ぶりを存分に発揮し、古田が入団し出番がなくなりった野手
にコンバートされた秦、飯田、故障から復帰した荒木、他球団から移籍し
てきた新浦、角、吉井、小早川、田畑、辻など、野村監督の起用法により
単に選手寿命を延ばすどころか大活躍し、3度の日本一、4度のリーグ優勝
に大きく貢献した選手は少なくありません。

楽天でも、オリックスを解雇された山崎選手、中日で芽が出なかった鉄平
選手の活躍が記憶に新しいところです。

エコタイヤというと、燃費向上への貢献が注目されがちですが、タイヤ版
野村再生工場ともいうべき、タイヤの寿命を延ばすことに着目し、環境負
荷低減に取り組んでいる企業があります。それがミシュランです。今回は、
ミシュランのタイヤ延命、再生技術から、環境経営の着想のヒントを得て
いきましょう。

ミシュランのタイヤ延命、再生技術は、トラック・バス用になりますが、
大きく分けて、「リグルーブ」「リトレッド」「ロングライフ」の3つが
あります。


■リグルーブ

リグルーブは、摩耗が進み溝が浅くなったタイヤに、リグルーバーという
専門工具で再び溝を刻む技術です。同社によるとリグルーブにより同社の
タイヤの走行寿命を最大25%延ばすことができるとのことです。

リグルーブは、日本では新品タイヤを使い捨て商品として低価格で販売す
るモデルを他のタイヤメーカが取っているため、あまり普及していません
が、欧州では当たり前となっている手法です。

また、摩耗が進んだタイヤは、トレッド(タイヤが路面と接地する部分)
の変形が少なく発熱が抑制され、転がり抵抗が減るため、燃費を最大で6~
10%改善しますが、リグルーブには、磨耗による燃費改善の効果を長続き
させるというメリットもあります。


■リトレッド

リグルーブはタイヤが路面と接地する部分のトレッドに溝を彫り直す技術
ですので、幾ら同社がタイヤのトレッドを厚くしているといっても、やが
ては限界が来ます。

リトレッドは、薄くなったトレッドを張り替えて、それ以外の部分、台タ
イヤ(ケーシング)を再利用、延命させるというもので、巷で再生タイヤ
と呼ばれているものです。

リトレッドは欧州だけでなく米国でも広く普及している方法です。


■ロングライフ

同社のタイヤは、リグルーブ用にトレッド部に十分な厚みを持たせている
こともあり、ユーザの感覚では、何もしなくてもタイヤ溝が減りにくく、
従来のタイヤの2倍位の寿命があるようです。


ロングライフは当然ですが、リグルーブ、リトレッドのいずれも、後付で
できる方法ではありません。リグルーブは後から溝を削り直して溝を付け
直す訳ですから、予めトレッドを厚くしておかなければなりませんし、リ
グルーブもリトレッドも、トレッド以外のタイヤケーシングをより長期間
使しますから、トレッド以外の耐久性も上げておく必要があります。

タイヤはゴムを型に流し込むだけで作られるのではなく、その骨格となる
カーカス、これを補強するベルト、ホイールとの接合部となるビード、接
地面のトレッドなど、幾つかの部品を組み合わせて作られます。それらの
パーツの中にはスチールコード、ナイロン、ポリエステル繊維などが織り
込まれたり、タイヤが目指す性能に応じてゴムの配合比率が変えられたり
しています。リグルーブ、リトレッド、ロングライフを実現するには、予
めそれらを想定し、材料、部品の組み合わせ方、配合を考えなければなり
ません。

当然、これら個々のパーツに耐久性を持たせれば、初めは他社のタイヤに
比べれば多少高くなります。しかし、トータルのコストで見れば、ケーシ
ングのムダが減りますので、こちらの方がお客様のコストは低くなります。
とはいえ、目の前の価格に左右されるお客様には売りにくくなってしまい
ますので、マーケティングや販売の方法も変わってきます。

リグルーブもリトレッドも、お客様によって異なる使用状況のタイヤを再
生する技術ですので、タイヤの使用状況によっては、それらが事故の原因
となりかねず、タイヤの使用状況の診断とそれにおうじたリグルーブ、リ
トレッドの方法を実施するかしないかも含めて適切に判断し、サービスを
提供していく拠点を整備していくなどの投資も必要になります。

そうした事業リスクや複雑な技術的課題にも関らず、真にお客様に良いモ
ノを、かつ環境負荷の低減に役立つものを提供していくには、単にタイヤ
を提供するのではなく、リグルーブやリトレッドのような技術により、ロ
ングライフなタイヤを提供するというような、様々な事業機能、製品・サー
ビスの開発の方向性を統合する「真にお客様に良いモノを、かつ環境負荷
の低減に役立つものを提供していくんだ!」というその企業の設計思想が
欠かせないことを、同社の取組みは示唆しています。

※以上は、掲載企業からの情報や一般に公開されている情報を基に、参考
情報として、弊社の視点で編集したものです。掲載企業との取引や契約に
ついては、あなたの判断に基づき行って下さい。掲載企業との取引や契約
についてのトラブルについては、弊社では一切責任を負いませんので、あ
らかじめご了承下さい。

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【貴社の取組事例や優良サプライヤ様を無料で応援させて頂いています】

弊社では、企業規模やブランドに関わらず、本当に良いモノが売れる社会
に微力ながらでも貢献したく、弊社が評価する環境負荷を低減する商品・
サービスの開発事例や優良サプライヤ様について、この環境調達.comや、
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【編集後記】

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

ミシュランのロングライフ技術の数々、「良品を長く使う」という欧州文
化のなせる技でしょうか。

野村監督のように、タイヤ界の名将として日本でも普及していくとよいで
すね(山本)

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【環境調達.com】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
 www.samuraisourcing.com
■発行日 毎週木曜日+随時
■創刊 2009/6/22
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