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【環境調達.com 第51号 2010.6.17】
リサイクルPETボトルのライフサイクルデータと増えるツバルの面積

【ビジネス誌「Bizteria経営企画」にて「利は元にあり~グローバル競争
時代の新解釈」連載開始】

経営者や経営企画担当者向けのビジネス誌「Bizteria経営企画」にて、弊
社代表の中ノ森が、「利は元にあり~グローバル競争時代の新解釈」とい
うタイトルで、支出管理(Spend Management、スペンドマネジメント)に
ついての連載を担当させて頂くこととなりました。

Bizteria経営企画は隔月を目処とした不定期発行のフリーペーパーです。
記事の一部は「Bizteria経営企画」のwebサイト
( http://www.bizteria.com/vol29/kiji7.htm )でご覧頂けます。購読
の申し込みは、そのページの下にある「続きを読む」のリンクから行なっ
て下さい。購読費用は掛かりませんので、記事のさわりだけでもまずは一
度ご覧下さい。
    
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【第1回テキサス大学オースティン校
  McCombs MBA 非公式分校開催のご案内】

弊社の活動ではなく、代表の中ノ森の私的活動ですが、第1回テキサス大
学オースティン校 McCombs MBA 非公式分校の開催についてご案内します。

詳細はこちら( https://www.insightnow.jp/communities/id/79 )をご
覧頂きたいのですが、McCombs MBA 非公式分校は、McCombsのMBAプログラ
ムの教育方法を参考にしながら、自分達で最新のマネジメントに関る知識
を修得し、それを自分達が抱えるリアルの問題解決に用いて成果を上げる
と共に、知識を本当に使える自らのマネジメントのナレッジとしていくコ
ミュニティ、場、活動として展開していくものです。

尚、立ち上げメンバーがテキサス大学オースティンで学んだ経験を日本の
活性化に役立てたいというのがこのコミュニティの発端のため、名称はテ
キサス大学オースティン校 McCombs MBA 非公式分校になっていますが、
参加者はテキサス大学関係者やMBA取得者である必要はまったくありませ
ん。この非公式分校はテキサスの「来る者は拒まず」の雰囲気を受け継ぎ、
MBAを持っていない方、MBAをこれから目指す方、テキサス大学以外でMBA
を取得された方、何れも大歓迎との事です。資格や肩書きではなく、マネ
ジメントの知識を実際の現場でのリアルな問題解決に使えるようにしたい
という意欲があれば誰でも参加できる場です。

記念すべき第1回は、リーダーシップをテーマに7月16日(金)19:00から
開催されます。第1回の詳細は以下の通りです。

■ マネジメントトピックスに関るディスカッション
◇日時:7月16日(金)19:00-20:00
◇テーマ:リーダーシップ
◇マネジメントトピックス:鋭意作成中
◇参考図書:「徹底のリーダーシップ」ラム・チャラン著 プレジデント社
 (参照リンク: http://amzn.to/d4njjb )
◇開催場所:株式会社 戦略調達オフィス セミナールーム
( http://www.mapion.co.jp/m/35.68215_139.736241666667_9/ )
東京都千代田区麹町6-2-6 ユニ麹町ビル4階(JR 四谷から徒歩2分。1階に
みずほ銀行が入っております。入口は建物を正面にみて左脇です。     
◇費用:1,000円(税込)。当日会場にてお支払い下さい。必要な方には
領収書を発行します。

■ Think&Drink
◇日時:7月16日(金)21:00頃から
◇開催場所:YOTSUYA BREWERY(新宿区四谷1-8 中川ビル1F)
http://r.gnavi.co.jp/g608302/map1.htm
Tel.03-3353-1009

■ 申込方法
マネジメントトピックスに関るディスカッション、Think&Drinkの何れも会
場設定の関係上、予め http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=29953
から、お申し込み下さい。

■ 詳細お問い合わせ先
このメールへの返信で構いませんので、弊社宛ご連絡下さい。
    
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【環境調達.com 新着トピックス】

米国とカナダのPETプラスチックの業界団体であるNAPCOR(The National
Association for PET Container Resources)が、長い間求められていたリ
サイクルPETレジンのライフサイクルインベントリー(LCI:製品の製造、
輸送、使用、廃棄といったライフサイクルの各段階でどれだけの環境負荷
を掛けているかの明細)データについての新しい調査結果を発表しました。

当調査によると、リサイクルされたPETプラスチックのレジンを容器の製
造過程で用いることにより、たとえば1ポンドのリサイクルPETフレークの
場合で、PET容器製造に必要なエネルギー量の84%削減、温暖化ガス排出
量の71%削減と、使用エネルギー量と温暖化ガス排出量の大幅削減につな
がるとのことです。

この効果を2008年の米国でのPET容器のリサイクル量に当てはめると、同
量の未使用のPETレジンを使った時に比べ、米国の平均世帯で31万7千戸分
の年間使用エネルギー量に相当する約30兆Btu(英熱量)のエネルギー使
用が削減されていたことになるとのことです。この使用エネルギー量削減
に伴う温暖化ガス排出量の削減は、11百万tのCO2(二酸化炭素)の削減に
あたり、18万9000台の自動車の排出量に相当するとのことです。

ちょうど、この環境負荷削減において正しい意思決定ができるよう、科学
的に地道にデータを積み上げるニュースが飛び込んできた時に、それと対
をなすかのように、まったく別の情報が入ってきました。

「ツバルの面積が増えている」

温暖化による海面上昇の影響で沈みゆく国とされ、政治家や芸能人が大挙
しておしよせ、「ツバルを救え!」と大号令が掛かっているツバルの面積
が、欧州からの援助機関で運営されている研究機関SOPACの中心的研究者アー
サー・ウェッブ氏によると1984年から2003年までの20年間で17島の面積は、
海岸線の移動などによりヘクタール近く(2.8%)増えているとのこと。
(出所:「私がツバルで見た真実」イースクエア会長 木内孝氏 オルタナ
18号)

環境省職員から財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)に出向している
岡山俊直氏によると、2009年時点までのツバルの海岸侵食や内陸浸水は、
地球温暖化による海面上昇以外の要因がほとんどとの事。

ツバルにおける海岸侵食は、砂浜の砂が波によって流される自然現象であっ
たり、第2次大戦に米軍が埋め立てた土地が削れられているだけとのこと。
特に、波の作用による砂浜の侵食は、一方で島の別の箇所では砂を堆積し、
砂浜を広げている。つまり、海岸が侵食されているのではなく、波の作用
によって、島の形を変えているということ(面積としては上記から増えて
いることが伺える)。

ツバルにおける内陸浸水は、100年前から観察されている事実。現在、浸水
がひどい場所はかつて湿地だったところに、人口増加によって、そこに人
が住まざるを得なくなったことが要因とのことです。

環境省もこれらの事実を把握しており、2009年にまとめられた報告書では、
「問題は、決して『海面上昇による水没』という単純なものではない」
「環礁州島(ツバル)の危機はグローバル・ローカル両方の環境ストレス
が複合したものであり、現在発生している問題は主にローカルな要因によ
るものである。ローカルな要因によって、今世紀予測されている地球規模
変動に対して脆弱性の高い州島になってしまっている。」とまとめていま
す(環境省地球環境研究総合推進費終了研究成果報告書:環礁州島からな
る島嶼国の持続可能な国土の維持に関する研究;平成15年度~19年度。)
(出所:「ツバル写真集・地球温暖化でツバルは沈むか?」
http://ncc1701d.bufsiz.jp/index.html)

簡単に言うと、ツバルの現状は、決して海面上昇という「グローバルな要
因」によるものではなく、人口増加やそれに伴う生活排水やゴミの投棄な
どの環境汚染という「ローカルな要因」が、有孔虫やサンゴなどのツバル
の砂浜を形成する生物を殺してしいまい、砂が生成されなくなり、海岸浸
食が進みやすくなっており、将来海面上昇が進んだ場合には、その影響を
受けやすくなっているということです。

つまり、ツバルの現状は、人為的な環境汚染が自らの生活を脅かす警鐘で
はありますが、海面上昇による社会への影響ではないということです。

ただ、弊社がここで問題としているのは、地球温暖化により海面は上昇し
ているか否かではなく、リサイクルPETレジンのLCIデータの解明と、ツバ
ルの問題を歪曲しセンセーショナルに取り上げ世論を誘導するというアプ
ローチの違いです。

いくら人々の関心を惹きやすいからと言っても、問題を歪曲して誘導して
しまうと、問題の原因や課題を誤解し、誤った解決策に右往左往するとい
うことになります。もう手遅れかもしれませんが、排水やゴミ処理の適正
化や教育による人口抑制など、ローカルな要因に直接取り組むことで、よ
り少ないコストで確実に問題を解決できていたかもしれません。

環境負荷の削減には、異なるアプローチが提唱され、どれが本当に正しい
のかなかなか判断がつきません。それどころか、環境負荷削減に対する根
拠のない全面的な懐疑論まで様々な識者から飛び出す始末です。

こうした事態から抜け出すには、誇張することなく、問題は問題と真摯に
受け止め、冷徹にその原因や課題を分析し、そこでできる最善の意思決定
をしていくことと考えます。

そのためには、人々が受け入れやすい作られた感動的なストーリーよりも、
果てしない道のりですが、LCIのような環境負荷削減についての地道な科
学的根拠の積み重ねの方が、環境負荷削減を進めていくには必要と考えま
す。

※以上は、掲載企業からの情報や一般に公開されている情報を基に、参考
情報として、弊社の視点で編集したものです。掲載企業との取引や契約に
ついては、あなたの判断に基づき行って下さい。掲載企業との取引や契約
についてのトラブルについては、弊社では一切責任を負いませんので、あ
らかじめご了承下さい。

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弊社では、企業規模やブランドに関わらず、本当に良いモノが売れる社会
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サービスの開発事例や優良サプライヤ様について、この環境調達.comや、
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【編集後記】

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

環境負荷削減は、個々の意思決定レベルでみると、あまりにも考えなけれ
ばならない要素が多く、分からないことだらけです。

私たちは、問題が大きすぎたり、難しすぎたりすると、思考停止して問題
がなかったことにしてしまいますが、それで問題が消え去ることは決して
ありません。

事実を積み上げること、その時その時の意思決定で最善を尽くすこと、遠
回りなようですが、これらが困難な問題を解決するための唯一の近道では
ないでしょうか(山本)

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【環境調達.com】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
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■発行日 毎週木曜日+随時
■創刊 2009/6/22
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