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【環境調達.com 第104号 2011.8.4】
植物樹脂がジワリ浸透 - 三井物産、資生堂

【環境調達.com 新着トピックス】

三井物産と米国化学品メーカのダウ ケミカルとは、ブラジルでサトウキ
ビ農園運営からバイオポリエチレン等、バイオ化学品の製造までを合弁で
行うことに合意した。

ダウの100%子会社であるブラジルのバイオエタノール製造会社 Santa
Vitoria Acucar e Alcool Ltda(SVAA)に、三井物産が約160億円出資、
ダウ50%、三井物産50%の合弁会社に切り替える。

ダウ社によると、この合弁事業が完成すれば、世界最大のサトウキビ由来
のポリエチレン生産の統合拠点となる。

サトウキビ由来のポリエチレンの製造時を含めたライフサイクル全体にお
けるCO2排出量は、石油由来のものと比較して約7割強少ないといわれてい
る。

石油由来のものは、廃棄後、焼却される際にCO2が発生、大気中のCO2濃度
を増加させる。一方、植物由来のものは、廃棄後、焼却した際に発生する
CO2は、原料となる植物が生長過程で吸収してきたものであり、焼却時の
CO2の増減がなく、使用しても大気中の二酸化炭素量を増加させていないと
みなされるカーボンニュートラルと考えられている。

植物の燃料や産業原料への利用は食料利用との競合が懸念されているが、サ
トウキビ由来ポリエチレンの場合、原料となるバイオエタノールは、主にサ
トウキビから砂糖を精製した際に残る副産物を発酵して作られるため、食料
利用との競合が発生しにくいというメリットがある。

植物由来のプラスチックに着目しているのは、サプライヤばかりではない。
ダウ社のものかは不明だが、期を同じくして、資生堂が同社のヘアケアブ
ランド「スーパーマイルド」にサトウキビ由来ポリエチレン容器を採用す
ることを発表した。

同社によると、サトウキビ由来ポリエチレン容器の採用は国内の化粧品・
日用品で初めてという。

9月中旬に発売する「スーパーマイルド」を皮切りに、このサトウキビ由
来ポリエチレン容器をポリエチレン使用率の高いものから順次導入し、
2020年度までに同社の国内化粧品事業にて使用しているポリエチレン容器
の70%以上を植物由来に切り替えていくという。

また、植物由来プラスチックの容器全体に占める割合が20%以上(重量比)
の商品には、環境に配慮した容器であることを示すオリジナルマークを入
れることにより、お客さまに対してそれを訴求する。(同社のオリジナル
マークのイメージは当件のプレスリリースの2ページ目に記載 ⇒
http://www.shiseido.co.jp/releimg/1921-j.pdf

今回の「スーパーマイルド」の容器における植物由来プラスチックの使用
割合は、レギュラーサイズ、ジャンボサイズのボトルで約96%、つめかえ
用で約34%。

同社がサトウキビ由来ポリエチレン容器の導入に踏み切ったのには、消費
者が化粧品メーカーに期待する環境への取り組みに容器に対するニーズが
高いことがある。

2010年の同社の調査によると、消費者が化粧品メーカに期待する環境への
取り組みは、「詰め替え用商品の充実」「簡素化・軽量化など、環境に配
慮したパッケージの工夫」となった。

既に詰め替え商品、容器の簡素化・軽量化は化粧品メーカ各社が取り組ん
でおり、今度は容器原料に着目することになったのだろう。

プラスチックの用途は広く、植物由来のものは自動車、家電、飲料でも既
に採用されている。今後も様々な分野で植物由来樹脂、プラスチックの浸
透が進んでいくのだろう。


※以上は、掲載企業からの情報や一般に公開されている情報を基に、参考
情報として、弊社の視点で編集したものです。掲載企業との取引や契約に
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【編集後記】

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

植物由来のプラスチックであることを示すシンボルマークをつけた製品を
目にする機会は今後も増えそうです。(山本)

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