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【環境調達.com 第102号 2011.7.21】
天井にも軽さを - 日本科学未来館

【環境調達.com 新着トピックス】

日本科学未来館は、東日本大震災で落下した天井の復旧にあたり、従来の
石こうボードではなく、グラスファイバーと樹脂とでできた膜を採用した。

一般的な石こうボードは1平方mあたり約16kgあるが、この膜は0.4kgと
40分の1の軽さだ。この軽さのため地震の揺れの影響を受けにくく、落下
する可能性が減る。仮に落ちてもふわりとゆっくり落ちるため安全性が高
い。(出所:2011/6/29 J-CASTニュース)

今回の膜天井の採用は、安全の追求からだが、軽さの追求は環境経営にも
つながる。今回は石こうボードと、グラスファイバーおよび樹脂との比較
なので一概には言えないが、重量が少ないということは、それだけ使用し
ている資源が少ないということだ。確実に言えるのは、軽ければ軽い程、
その運送や取扱いにおけるエネルギーが少なくて済む。当然、運送コスト
も下がる。

文部科学省が6月に発表したまとめによると、東日本大震災で天井が落下
した公立学校はその時点で判明しているだけでも1,636校に達していた。
日本科学未来館は、高さ28mのホールの天井535平方mの内、約1割が大震災
で落下した。いずれの建物も、当然、耐震基準を満たしている。

過去の地震でも天井落下の被害はあり、国土交通省や文部科学省は対策の
ガイドラインを作ってきたが、その方向は耐震基準を強化したり、天井の
保持材料を補強するといったものだ。

今回、日本科学未来館の膜天井の採用を支えてきた東京大学生産技術研究
所の川口健一教授はこうした事態を受け、「落下対策を耐震事業に位置付
けるのは疑問だ。天井材をなくしたり、軽く柔らかい素材に代えたりと発
想の転換が必要だ。(出所:2011年6月30日 日本経済新聞)」と述べてい
る。

リスクを、特に大災害や複合災害のようなめったにおこらないものの甚大
な被害をもたらすクライシスを予め想定することの難しさを、私たちは東
日本大震災で目の当たりにした。また、そうしたリスクやクライシスをす
べて未然に防ごうとすることはコスト高になってしまい非現実であること
も知られている。つまり、川口教授の言うように、ある段階でそうした事
象が起こることを受け入れ、それが起こった後の被害を極小化するという
発想も必要である。軽さを追求するということが安全だけでなく、環境負
荷の低減にもつながるということになれば、そうした発想の転換もしやす
くなるのではないか。

物流費用も含めたトータルコストかどうかは確認が取れないが、現時点で
は、膜天井は価格が石こうボードよりも価格が1.5~2倍と割高で釧路空港
や静岡県立水泳場など一部でしか実現していない。しかし、膜天井が普及
し、量産が可能になればコストは下がるだろう。

天井にも軽さを追求するという発想が有効だ。


※以上は、掲載企業からの情報や一般に公開されている情報を基に、参考
情報として、弊社の視点で編集したものです。掲載企業との取引や契約に
ついては、あなたの判断に基づき行って下さい。掲載企業との取引や契約
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この調査は、弊社が開発したストラテジックソーシングスコアカードを用
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についての情報を集めることにより、日本の調達業務の現状を把握すると
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◇当スコアカードならびにベンチマーク調査の概要は⇒
http://www.samuraisourcing.com/service/benchmark/

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調査にご協力頂いた方には、漏れなく、前回の調査・分析結果をまとめた
「2010年ストラテジックソーシングベンチマーキング調査報告書」ならび
に今回更新版を差し上げます。

ベンチマーク調査の回答は、2011年7月29日(金)を以って締め切りです
ので是非ご協力ご参加をお願い申し上げます。

調査のお申込みには、ご芳名、所属企業・団体でのメールアドレス、貴社
名、部署名、電話番号を明記の上、タイトルを「ベンチマーク調査申し込
み」として、このメールへの返信で構いませんので弊社宛ご連絡下さい。
当調査に関する質問などがございましたら、このメールへの返信で構いま
せんので弊社宛ご連絡下さい。

※今回の調査は、所属企業・団体の調達・購買・物流関連業務に携わって
いる方向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、
コンサルティング会社、ソリューション提供会社など同業他社様からの申
し込みにつきましては、お申し込みをお断りさせて頂く場合がございます
こと、ご了承願います。

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【編集後記】

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

環境と安全、膜天井はもっと広がっても良いのではと思います。(山本)

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